【2月10日 AFP】フランスには世界有数規模のスキー場が多数あり、愛好家を楽しませているが、そのうちの複数では、ゲレンデの長さが実際より長く発表されていたことが最新の調査報告書で明らかになった。中には、2倍以上サバ読みしていたところもあった。

 独コンサルト会社Montenius Consultが9日に公表した、世界の主要なスキー場に関する年次の調査報告書によると、多くのスキーリゾートでは、滑走コースの長さが実際のものより誇張されていた。この傾向は、特にフランスとスイスで顕著だったという。

 調査結果によると、フランスの主なスキー場56施設のうち、38施設ではゲレンデの長さが30%以上上乗せされていた。さらに、実際の2倍以上としていたスキー場も3施設あった。

 またスイスでは、同62施設のうち、33施設で30%以上、9施設で2倍以上と公表されていた。

 世界の大規模なスキー場100施設のうち、28施設は米国、20施設はフランス、17施設はオーストリアにある。(c)AFP