【2月8日 AFP】米ロサンゼルス(Los Angeles)で7日、全米監督組合(DGA)賞の授賞式が開催され、映画『レヴェナント:蘇えりし者(The Revenant)』のアレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ(Alejandro Gonzalez Inarritu)監督(52)が長編部門での受賞を果たした。同監督は、3週間後に控えた第88回アカデミー賞(Academy Awards)の監督賞にもノミネートされている。

 全米監督組合賞は、ハリウッド(Hollywood)映画賞シーズン最高峰のアカデミー賞の前哨戦と目されており、DGA賞受賞でオスカーへの期待も高まることとなった。同監督は既に、今年のゴールデン・グローブ賞(Golden Globe Awards)の監督賞も受賞している。

 昨年は、ダークコメディー映画『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)(Birdman or (The Unexpected Virtue of Ignorance))』で受賞しているため、イニャリトゥ監督は史上初となる2年連続での受賞を成し遂げた。

 19世紀の毛皮ハンター、ヒュー・グラス(Hugh Glass)を描いた映画『レヴェナント』で主役を演じた俳優のレオナルド・ディカプリオ(Leonardo DiCaprio)も、アカデミー賞主演男優賞にノミネートされている。

 市内センチュリーシティー(Century City)のハイアット・リージェンシー・センチュリープラザホテル(Hyatt Regency Century Plaza Hotel)で行われた授賞式でのスピーチでイニャリトゥ監督は、「謙虚に受け止めたい。とても幸運だし最高の気分だが、それ以上に感謝の気持ちでいっぱいだ」と述べている。(c)AFP