【2月7日 AFP】(更新)台湾南部で6日未明に起きたマグニチュード(M)6.4の地震で、これまでに28人の死亡が確認された。倒壊した集合住宅のがれきの中には120人以上が取り残されているとみられ、懸命の捜索・救助活動が続けられている。また倒壊した建物について、正式な調査が開始されたという。

 倒壊したのは約100世帯が入居していた16階建ての集合住宅。住居部分の安全性に問題があったのではないかとの声が上がったことを受け、当局はこの建物についての調査に着手した。

 台南(Tainan)市の頼清徳(William Lai)市長は、生存者やその親族らから法的な「違反」の報告があったと述べたが、詳細は明らかにしなかった。

 地元メディアによると、この集合住宅を建てた建設会社は倒産しており、使用された建材の質に関する疑問も生じているという。(c)AFP/Amber WANG