【2月6日 AFP】アイルランドの首都ダブリン(Dublin)で5日、翌日に控えたボクシングの試合の計量会場となったホテルで3人組が銃を乱射し、1人が死亡、2人が負傷した。

 現地メディアの報道によると、乱射した3人は警察官のような制服を着用していた。使われた銃は、AK47(カラシニコフ自動小銃)とみられている。

 現場となったダブリン北部のホテルに午後2時30分(日本時間同日午後11時30分)ごろに到着した警察は、負傷した20~30代の男性3人を発見した。1人はその場で死亡が確認され、2人は病院へ搬送された。

 事件当時、ホテルでは6日に別の場所で行われるボクシングの試合のための計量が行われていた。インターネットに投稿された動画には、発砲とともにボクサーや集まっていたファン、関係者たちが逃げる様子が写っていた。

 6日の試合には、父親が14年にスペインで犯罪組織に射殺されたとみられている地元ダブリン出身のボクサー、ジェーミー・カバナ(Jamie Kavanagh)選手も出場するが、同選手は事件を受けてツイッター(Tweet)に「自分は無事だ。心配してくれてありがとう。今日はラッキーだったとしか言いようがない」と投稿した。(c)AFP