【1月28日 AFP】フィギュアスケート欧州選手権(ISU European Figure Skating Championships 2016)は27日、スロバキアのブラチスラバ(Bratislava)で女子シングル・ショートプログラム(SP)が行われ、ロシアの16歳、エフゲニア・メドベデワ(Evgenia Medvedeva)が72.55点を記録して首位に立ったほか、ロシア勢が3位までを独占した。

 イサーク・シュワルツ(Isaac Schwarz)作曲の『白夜の調べ(Melodies of the White Nights)』に乗せ、優雅な演技を披露したメドベデワは、ダブルアクセルにミスが出たこともあって、グランプリ(GP)ファイナルで記録した自己最高点には届かなかったものの、3つの3回転ジャンプを成功させた。

 試合後、自身の演技について英語で話したメドベデワは、「やるべきことは大体できましたが、もっとできたと思います。なんとかうまくまとめられたので、全体としては満足しています。欧州選手権は今回が初めてで、いつもより少し緊張してしまいました」と話した。

 メドベデワは昨年、ジュニアの世界選手権を制している。29日のフリースケーティング(FS)では、このメドベデワと、70.96点でSP2位につけたエレーナ・ラディオノワ(Elena Radionova)との一騎打ちが予想されている。

 ララ・ファビアン(Lara Fabian)歌唱の『ジュ・テーム(Je t'aime)』に乗せ、難しいプログラムを滑った17歳のラディオノワは、「今日の自分のスケートにはすごく満足しています。特に、今日は難易度を上げましたから(予定していた3回転トーループをフリップに変更)」と話した。

 3位のアンナ・ポゴリラヤ(Anna Pogorilaya)は63.81点を記録した。(c)AFP