【1月26日 AFP】タイの保健当局は26日、同国を訪れたオマーン人の男性(71)が中東呼吸器症候群(MERS)に感染していることが明らかになったことを受けて調査を行った結果、男性と接触した可能性のある人々のうち33人を隔離したと発表した。

 当局によると、オマーン人男性は先週22日にタイに入国。オマーンで発熱していたが同国の医師が対処できず、タイで診察を受けた。検査で男性からMERS陽性反応が出たため、当局は急きょ、男性と接触した可能性のある人たち全員の所在を追跡している。

 タイ保健省は26日、現在33人の経過観察を行っていると発表した。

 MERSは昨年、韓国で流行し、186人の感染が確認され、36人が死亡、1万7000人以上が隔離された。(c)AFP