【1月23日 AFP】ギリシャ沖のエーゲ海(Aegean Sea)で22日、欧州を目指す移民を乗せた船3隻が沈没し、少なくとも45人がおぼれるなどして死亡した。うち20人は子どもだという。ギリシャ当局が明らかにした。

 移民船のうち、2隻は22日早朝、エーゲ海のファルマコニシ(Farmakonisi)島とカロリムノス(Kalolimnos)島の沖合で転覆した。ギリシャ沿岸警備隊が2隻から74人を救助したが、転覆した船から冬の海に投げ出された移民たちが行方不明となっており、死者は今後増える恐れがあるという。

 ギリシャとトルコの沿岸警備隊がこれまでに45人の遺体を収容した。

 一方、トルコの通信社ドーガン(Dogan)の報道によると同日、同国沿岸のリゾート地ディディム(Didim)沖で移民船1隻が沈没し、沿岸警備隊が子ども3人の遺体を発見したという。

 冬期の悪天候にもかかわらず、戦争や経済的困窮から欧州を目指して危険な海を渡ろうとする移民や難民は後を絶たない。国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)によると、ギリシャの島々にはこの2日間に1日3000人以上が到着している。

 UNHCRが新たに到着した難民たちから聞いた話では、密航業者はこのところ費用を半額まで値引きして欧州渡航に勧誘しているという。

 国連(UN)によれば、今年に入って既に149人が、欧州への渡航中に死亡したか、行方不明となり死亡したとみられている。(c)AFP/Hélène COLLIOPOULOU with Hui Min NEO