【1月17日 AFP】仏北西部レンヌ(Rennes)で行われた試験薬の臨床試験で被験者1人が脳死、3人に不可逆な脳障害が残る可能性が出てきた事故について、当局は16日、治験を実施した研究所に対する3つの捜査・調査を開始した。

 司法警察は15日遅く、ポルトガルの製薬会社バイアル(Bial)からの委託で治験を行った薬理学サービス会社バイオトライアル(Biotrial)の研究所を家宅捜索した。

 16日には、フランス社会問題監察総局(IGAS)と国立医薬品・医療用品安全管理機構(ANSM)の担当者らが調査を開始した。

 当局は、事故は臨床試験の手順に誤りがあったことが原因か、または試験薬に問題があったことが原因かどうかの究明を図っている。(c)AFP/Alexandra TURCAT