【1月12日 AFP】(更新)10日に死去した英国のミュージシャン、デヴィッド・ボウイ(David Bowie)さんの妻でスーパーモデルのイマン(Iman)さんは、ボウイさんが息を引き取るまでの数日間、フェイスブック(Facebook)やツイッター(Twitter)に、悲しみや苦しみをつづったメッセージを投稿していた。2人は、23年間夫婦として連れ添ってきた。

 イマンさんは、ボウイさんが18か月にわたるがんとの闘いの末に死去した10日、ツイッターとフェイスブックの公式アカウントに、「The struggle is real, but so is God(苦しみは本物、そして神も)」とのメッセージを投稿していた。

 翌11日にボウイさん死去のニュースが報じられると、数時間で2000件を超える哀悼のメッセージがイマンさんの投稿に寄せられた。イマンさんは、夫の訃報が発表されて以後、公式なコメントを発表していない。

 イマンさんは、9日にも「Sometimes you will never know the true value of a moment until it becomes a memory(ひと時の本当の価値は、それが思い出となるまで決してわからない)」とのメッセージを投稿していた。

 また、ボウイさんの69歳の誕生日となった8日には、数々の愛情をこめたメッセージや、ボウイさんの昔の写真などが投稿されていた。

 米歌手ティナ・ターナー(Tina Turner)さんと一緒に写った写真には、「I will love you til i die, i will see you in the sky #tonight happy birthday mr. bowie」と楽曲の歌詞の一部をメッセージとして添え、またその他にも、ボウイさんが主役を演じた映画『The man Who fell to Earth』のタイトルをもじるかたちで、「Happy Birthday to the man who fell to earth. Forever Bowie(地球に落ちて来た男へ、お誕生日おめでとう。永遠のボウイ)」とつづられていた。

 また、自身のツイッターの10万8000人のフォロワーに対しては、「人生とは、傷つくことを恐れ行動するためのものではなく、生まれてきたことを証明するために、傷跡を集めるためのもの」とのメッセージを投稿している。

 ボウイさんとイマンさん夫婦は、1992年に結婚。英ロンドン(London)と米ニューヨーク(New York)を往復しながら、セレブリティとしては最長ともいえる結婚生活を送った。2000年には娘が誕生している。(c)AFP