【1月10日 AFP】フィリピンの首都マニラ(Manila)で9日、キリスト教カトリック教徒の祭りとしては世界最大級の「ブラックナザレ(Black Nazarene)祭」が開催された。

 ブラックナザレ像は、メキシコから宣教師によって1607年にマニラに運んで来られたもので、船の中で火事に遭い黒く焦げてしまったと伝わる。奇跡を起こす力があると100年以上前から信じられており、マニラ旧市街を練り歩く像には、はだしの男女がどうにかして触れようと殺到した。

 フィリピン赤十字(Philippine Red Cross)によると、27歳の男性が強い日差しの影響で意識不明となり、その後死亡した。その他、けがやめまいなどで220人が手当てを受け、うち18人が病院に搬送された。(c)AFP