【1月9日 AFP】中国河南(Henan)省で7日、医師や患者がまだ内部にいる病院の一部を業者らが解体し、遺体安置所に保存れていた遺体ががれきの下敷きになった。現地メディアが9日、報じた。当局はこの件について調査を開始したという。

 国営の中国中央テレビ局(CCTV)によると、解体作業が行われたのは、同省の省都、鄭州(Zhengzhou)市の恵済(Huiji)区にある鄭州大学第四付属病院(Fourth Affiliated Hospital of Zhengzhou University)。軍隊の作業服を着た約20人が7日、建物の一部を解体した。

 同病院の放射線科の責任者は、「(解体当時)X線装置を操作していた。(解体の)騒音は恐ろしかった」とCCTVに語り、「そばに座っていた患者は地震だと叫び、恐怖で逃げ出した」と付け加えた。当時、病院内には医師数人と患者1人がいたという。

 現地メディアが公開した現場を撮影したとみられる画像には、天井が崩れた複数の部屋や、レンガの壁に開いた穴、揺れる照明、ケーブルやがれきの山が映っていた。

 地元紙・大河報(Dahebao)によると、病院の遺体安置所は「壊滅」し、保存されていた遺体のうち6体ががれきに埋もれたほか、医療機器400万元(約7100万円)相当が損傷したという。

 CCTVによると、解体作業者との衝突で、病院職員3人が負傷した。

 恵済区当局はAFPに対し、この件について現在調査中だとし、結果の公表は11日以降になると述べた。また8日には、解体を実行した人物たちをまだ特定できておらず、埋もれた遺体もまだ収容されていないと述べていた。(c)AFP