【1月6日 AFP】新年のカウントダウンイベントでは大勢が集まった米ニューヨーク(New York)のタイムズスクエア(Times Square)で4日、より地元住民向けのお楽しみが提供された。犬のためのコンサートだ。

 このコンサートはパフォーマンスアーティストのローリー・アンダーソン(Laurie Anderson)さんが開催したもの。犬たちは、犬の聴覚でしか聞こえない音に合わせて、うなったりほえたりする一方で、人間たちはヘッドホンを使って音を聴いていた。犬や猫の聴覚範囲は、人間よりはるかに広い。アンダーソンさんは、犬をイライラさせないように高周波の音より低くゆったりした音を用いて作曲した。

 コンサートは、アンダーソンさんの最新映画「ハート・オブ・ア・ドッグ(Heart of a Dog)」に伴って企画された。この作品は、アンダーソンさんと、彼女の亡き夫でロック界のレジェンドであるルー・リード(Lou Reed)さんが引き取った飼い犬のラットテリアの物語だ。

 アカデミー長編ドキュメンタリー映画賞(Oscar for Best Documentary Feature)の候補にもなっている同作から抜粋した3分間のシーンが1月中、タイムズスクエアの巨大看板に流される。(c)AFP