【12月25日 AFP】ゴールデンステイト・ウォリアーズ(Golden State Warriors)のステフェン・カリー(Stephen Curry)が、米プロバスケットボール協会(NBA)で覇権を争うクリーブランド・キャバリアーズ(Cleveland Cavaliers)のレブロン・ジェームズ(LeBron James)との直接対決を25日に控え、自分こそが世界最高のバスケットボール選手だと豪語した。

 14-15レギュラーシーズンの最優秀選手(MVP)であるカリーは、米誌タイム(Time)のインタビューの中で、来年「僕がさらに成長し続ける姿を見守ってくれ」と大胆な宣言をするなど、リーグ記録を次々と更新するスター選手の風格を見せた。

 1シーズンにおける最多3ポイントシュート記録を保持するカリーは、今季、ウォリアーズが開幕24連勝を飾る原動力になった。ウォリアーズは、1995-96シーズンにシカゴ・ブルズ(Chicago Bulls)が達成した72勝10敗というレギュラーシーズン最多勝利の記録更新も期待されている。

 カリーは現在、1試合平均31.2得点でNBAの得点王となっており、25日には、昨季NBAファイナルの再戦となるキャバリアーズ戦で、MVP選出4回のジェームズと対峙する。

 30歳のジェームズは、長年NBAをけん引し、自他ともに認めるナンバーワン選手だったが、今では、カリーがそれをしのぐ存在になりつつある。

 自分が世界最高の選手だと思うか聞かれた27歳のカリーは、「自分の中ではイエスだ。それがコートでの自信につながっているし、毎日高いレベルでプレーをする力になるから」と答えた。

「自分がどうして他選手より優れているのか、誰かと議論するつもりはない。コートに出たとき、自分の目指す場所にいることを信じられなければ、自分にとって害になる」

 NBA屈指の3ポイントシューターだった父親のデル(Dell Curry)さんを見て育ったカリーは、同僚のドレイモンド・グリーン(Draymond Green)に「NBAの顔」と呼ばれていることについて、喜びを表現した。

「勝者になって、選手として正しい方向に進む上では、それを支えるチームも必要だ」

「僕は家族やコーチ陣から得たものを示そうとしていて、それこそリーグが求めていることなのだと思う。それが僕なんだ。(NBAの顔という)役割を与えられても、僕の中では何も変わらない」