【12月13日 AFP】サウジアラビア史上初めて女性の立候補や投票が認められた公職選挙で、メッカ(Mecca)州マドラカ(Madrakah)の自治評議会(地方議会に相当)に女性が当選した。選挙管理委員会が13日、発表した。

 国営サウジ通信(SPA)が選挙管理委員会の委員長の話として伝えたところによると、当選したのはサルマ・ビント・ヒザブ・オテイビ(Salma bint Hizab al-Oteibi)氏。

 サウジアラビアは絶対君主制のイスラム国家で、世界で最も女性の権利が制限されている。女性は車の運転が禁止されていたり、頭からつま先までを覆う服装が義務付けられたりしている。選挙でも男性しか投票を許されない最後の国だった。(c)AFP