【12月6日 AFP】大雨による大規模な洪水に見舞われたインド南部タミルナド(Tamil Nadu)州で5日、飲料水や食料品などの生活必需品の不足が深刻化し、当局は救援活動を強化した。ここ数十年で最悪となる洪水では、300人近い人が死亡し、州都チェンナイ(Chennai)で住民数十万人が孤立した。

 救助隊員数千人が、住民の避難やヘリコプターなどでの救援物資輸送に当たっているほか、当局は、通信網や道路の復旧作業を進めているという。

 気象当局によると、チェンナイの雨は先週初めから収まり3日にやんだが、市内の一部はまだ冠水しているという。(c)AFP