【11月25日 AFP】ロシアのウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領は25日、ロシア軍機がトルコに撃墜されたことを受けて外務省が出した渡航自粛勧告を支持し、国民にトルコを訪問しないよう呼びかけた。

 プーチン大統領はテレビ演説で「ロシア軍機の破壊とパイロットの死亡というような悲劇的な出来事の後では、これは必要な措置だ」と語った。

 トルコのレジェプ・タイップ・エルドアン(Recep Tayyip Erdogan)大統領は同日、ロシア軍機撃墜をめぐって状況を深刻化することは望まないと語った上で、トルコの国境を今後も常時、守ることを約束した。

 エルドアン大統領は「トルコが緊張と危機を好んだことは一度もない。これまでもこれからもトルコは平和と対話を支持する」と述べたが、その上で「国境の安全保障と国家の主権が侵犯されているときにわれわれが沈黙を守るなどとは、誰も考えるべきではない」と付け加えた。(c)AFP