【11月23日 AFP】世界に4頭しかいなかった絶滅危惧種のキタシロサイのうち、米サンディエゴ動物園(San Diego Zoo)で飼育されていた1頭が22日、死んだ。同園が発表した。

 死んだのは、41歳の雌のキタシロサイ「ノラ(Nola)」。同園の声明によると、状態が急激に悪化したため、「難しい判断だったが、ノラを安楽死させる決定を下した」という。

 1989年からサンディエゴ動物園で飼育されていたノラは、感染症や高齢による疾患に見舞われてきた。13日に手術を受けたあと、餌を食べなくなったという。

 残された最後のキタシロサイとなった3頭は、ケニアの自然保護区で暮らしている。(c)AFP