【11月19日 AFP】ナイジェリア最大都市の北部カノ(Kano)にある混雑した携帯電話市場で18日、11歳前後の少女と18歳前後の女による自爆攻撃が起き、少なくとも15人が死亡した。同国では前日に30人余りが死亡する爆弾攻撃が起きたばかり。

 18日の爆発2件は、カノのファーム・センター(Farm Centre)市場で午後4時(日本時間19日午前0時)すぎに起きた。

 カノ警察当局によると、女性数人を乗せたミニバスが市場にやってきて、ヒジャブ(頭髪を覆い隠すスカーフ)を着けていた11歳前後の少女と、18歳前後の女を降ろした。1人は市場の中で、もう1人は外でそれぞれ自爆。死者15人には、自爆犯は含まれていない。

 イスラム過激派組織「ボコ・ハラム(Boko Haram)」は以前から少女を人間爆弾として使っている。同組織が6年にわたりナイジェリア北東部で続ける反体制武装闘争では、少なくとも1万7000人が死亡し、260万人以上が避難を余儀なくされている。

 また、17日夜には北東部ヨラ(Yola)で爆弾が爆発、少なくとも32人が死亡した。この事件も、同組織による犯行が疑われている。(c)AFP/Aminu ABUBAKAR