【11月5日 AFP】エジプト・シナイ半島(Sinai Peninsula)で起きたロシア旅客機墜落について、米当局者は4日、爆弾が原因だった「可能性が高い」との見解を明らかにした。

 米当局者はAFPに「爆弾説は、可能性が高いシナリオだ」と述べ、「それはISILがやりたいと思うようなことでもある」と付け加えた。ISILはイスラム過激派組織「イスラム国(IS)」の別称。同当局者は一方で、「これは、実際に起きたことに関する最終的な声明ではない」と忠告した。

 露航空コガリムアビア(Kogalymavia)のエアバス(Airbus)は10月31日にシナイ半島で墜落し、乗客乗員224人全員が犠牲になった。エジプトのIS傘下組織が犯行声明を出しているが、詳細には触れておらず、その信ぴょう性は疑問視されている。(c)AFP