【11月3日 AFP】パキスタン中部パンジャブ(Punjab)州で先月、求婚を断った相手の男にガソリンをかけられ、火をつけられて重いやけどを負った女性が3日、入院先の病院で死亡した。

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 死亡した女性、ソニア・ビビ(Sonia Bibi)さん(20)の容体について、同州ムルタン(Multan)地区の村の病院関係者は当初、回復が見込めると話していた。しかし、AFPが取材した医師によれば、ビビさんは感染症にかかり亡くなったという。

 入院した当時、ビビさんは警察に対し、元交際相手のラティフ・アフメド(Latif Ahmed)容疑者(24)に、求婚を断ったところガソリンをかけられ、火をつけられたと話していた。ビビさんは体表の約45~50%をやけどする重傷を負った。アフメド容疑者はすでに逮捕されている。(c)AFP