【10月29日 AFP】在英の非政府組織(NGO)「シリア人権監視団(Syrian Observatory for Human Rights)」は29日、ロシアが空爆作戦の範囲を拡大し、シリア南部ダルアー(Daraa)県で初めての空爆を実施したとみられると発表した。

 同団体のラミ・アブドル・ラフマン(Rami Abdel Rahman)代表はAFPに「ロシア機がダルアーで空爆を行ったとすれば、今回が初めてになる」と語った。死傷者は分かっていないという。

 空爆の標的となったのは穏健派やイスラム過激派、国際テロ組織アルカイダ(Al-Qaeda)系のシリア武装組織「アルヌスラ戦線(Al-Nusra Front)」など反体制派諸勢力が掌握する地域。(c)AFP