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ホエザル、鳴き声太いほど睾丸小さい 研究で判明

2015年10月23日 12:01 発信地:マイアミ/米国

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ホエザル、鳴き声太いほど睾丸小さい 研究で判明
コロンビア・アンティオキアに設けられた保護区のホエザル(2013年12月16日撮影、資料写真)。(c)AFP/Raul ARBOLEDA

【10月23日 AFP】一番力強い鳴き声を持つ雄のホエザルでは、睾丸のサイズが最も小さかったとの研究結果が22日発表された。鳴き声は、雌を引き付ける際に役立つ特質であるため、今度ジャングルで、喉の奥から絞り出すような太くて大きなホエザルの鳴き声が聞こえたら、「彼は何かの欠点を埋め合わせようとしているのかな」と考えるのが正しいのかもしれない。

 米ユタ大学(University of Utah)の科学者、レスリー・ナップ(Leslie Knapp)教授(人類学)にとって今回の研究の成果は、進化の「しっぺ返し」に関する興味深い知見をもたらすものだという。米科学誌カレント・バイオロジー(Current Biology)に発表された自身の研究について、ナップ教授は「鳴き声と睾丸(calls and balls)の研究論文」と呼ぶ。

「この考え方は、英自然科学者チャールズ・ダーウィン(Charles Darwin)の時代からあるが、交尾前の鳴き声の特性と交尾後の精子競争との間の両立し得ない関係性(トレードオフ)を実証したのは、今回の研究が初めてだ」とナップ教授は説明。「ホエザルの鳴き声は繁殖にとって重要な意味を持つというダーウィンの指摘は正しかったと思われることを今回の研究は示している」と続けた。

 最も太い声を持つ雄は、他に雄がいない雌数匹だけのハーレム状態のグループで暮らしている傾向があった。それとは対照的に、より睾丸が大きく、声の力強さで劣る雄は、他の雄と雌を奪い合っていた。これらの群れの中の雌は、複数の相手と交尾をした。

 このように競争相手のいる状況では、より大きな睾丸でより多量の精子を作る能力が、卵子を受精させる際に有利に働く可能性があると、研究チームは指摘する。


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