【10月20日 AFP】東京電力(TEPCO)福島第1原子力発電所の事故後の作業に従事した後、白血病と診断された元作業員の男性(41)について、厚生労働省は20日、作業中の被ばくによる労災と認定した。ここ数十年で最悪の原発事故が発生してから4年以上が経過する中で、労災が認められたのは初めて。

 厚生労働省によれば、2011年に起きた福島原発の事故の後、当時30代だった元作業員の男性は、同原発での作業に従事していた。男性には医療費や休業補償が支払われる。

 原発作業員ががんを発症した同様の例では、他に3件について原発事故との関連性を検証する調査が進められている。(c)AFP