【10月20日 AFP】交際相手の女性を射殺したとして禁錮5年の判決を受け、1年にわたり収監されていた南アフリカの両足義足のランナー、オスカー・ピストリウス(Oscar Pistorius)受刑者(28)が19日夜、仮釈放された。南ア当局が発表した。残る刑期は自宅軟禁下に置かれる。

 事前に公表された予定より1日早い仮釈放で、メディアの注目を避ける狙いがあるとみられる。ピストリウス受刑者は8月にいったん仮釈放が認められた後、日程が延期されていた。

 昨年の裁判でピストリウス受刑者は、恋人だったリーバ・スティンカンプ(Reeva Steenkamp)さんを侵入者と勘違いしてバスルームのドア越しに撃ったと主張。裁判所は、過失致死罪で有罪判決を言い渡していた。

 来月3日には最高裁での上告審が始まり、検察側はより重い殺人罪の適用を求める方針だ。有罪なら15年以上の禁錮刑に相当する。(c)AFP