【10月9日 AFP】米フロリダ(Florida)州の町で、1か月前に飼い主のもとを逃げ出して近隣住民をパニックに陥れていたキングコブラが、民家の乾燥機の下で見つかり、捕獲された。動物管理当局が8日、明らかにした。

「エルビス」と名付けられたこの体長3メートルのキングコブラは、9月1日にオコイー(Ocoee)に住む飼い主のもとから逃亡。付近では必死の捜索が続き、住民らには厳重な警戒が呼びかけられていた。

 同州オレンジ郡(Orange County)動物管理当局の発表によると、7日に住民からガレージの乾燥機の下からヘビが口から出すようなシューッという音がするとの通報をうけ、職員3人が現場に急行。キングコブラを奮闘の末、捕獲した。専用の箱に入れようとしたが、体があまりに大きく入りきらなかったという。

 捕獲したキングコブラは、飼い主の妻によってエルビスと確認された。地元紙によると、飼い主の男は、この危険なヘビが逃げた際に即ちに通報しなかったとして、軽犯罪法違反の罪に問われているが、今週出廷した際には無罪を主張した。

 男の妻はツイッター(Twitter)への投稿で、エルビスは「弱っているが生きている」とし、「だれもけがをしなくて」良かったと語っている。(c)AFP