【10月9日 AFP】アフガニスタン北部の戦闘地域クンドゥズ(Kunduz)で国際医療支援団体「国境なき医師団(Medecins Sans FrontieresMSF)」が運営する病院が米軍に空爆された問題で、MSFは8日、空爆から5日経った現在も33人が行方不明だと発表した。誤爆による死者数が大幅に増える恐れがでてきた。

 3日の空爆では、MSF職員12人と患者10人が死亡し、MSFは病院の閉鎖を余儀なくされた。現在も職員24人と患者9人の行方が分からなくなっており、MSFは不明者情報を受け付ける専用電話窓口を設置した。

 MSFは不明者らの行方は推測できないとしたうえで、まだ病院内に身元が特定できていない遺体が残されている可能性を示唆した。だが、病院周辺は依然として危険な状態にあり確認がとれないという。(c)AFP