【8月27日 AFP】2014年8月にカナダで起きたマグニチュード(M)4.4の地震について、カナダの石油・ガス規制当局は、議論の的となっているシェールガスの採掘方法「水圧破砕法(フラッキング)」が引き金となって起きたものだとの見解を示した。カナダ公営放送局のカナダ放送協会(CBC)が26日、報じた。

 CBCによると、ブリティッシュコロンビア州原油・ガス委員会(British Columbia Oil and Gas Commission)は、同州北東部で操業するマレーシアの国営石油会社ペトロナス(Petronas)の子会社によるフラッキングと、14年8月にフォートセントジョン(Fort St John)で観測されたM4.4の地震との間に関連性を認めた。

 同委員会はCBCに対し、14年8月の地震はペトロナス子会社の行った「フラッキングにおける流体の注入」により引き起こされたものだと述べた。

 この地震に先立って同年7月にもM3.9の地震が起きているが、この地震もフラッキングにより起きたと考えられている。(c)AFP