【8月27日 AFP】ファストフード好きにはたまらない「マックワッパー」が近々実現か──?米ファストフード大手のバーガーキング(Burger King)が26日、競合相手のマクドナルド(McDonald's)に対し、国際連合(UN)が設定した来月21日の「国際平和デー(International Day of Peace)」に合わせたハンバーガーの共同開発を提案した。

 常日頃、規模では勝るが収益で劣るマクドナルドと熾烈な競争を繰り広げてきたバーガーキングは、米紙ニューヨーク・タイムズ(New York Times)に出した全面広告で「いわゆるバーガー戦争における停戦を提案する」と、マクドナルドに呼び掛けた。

 さらにバーガーキングは、両社が手を組んで互いの看板ハンバーガー「ワッパー」と「ビッグマック」を掛け合わせた新バーガーを売り出せば、非営利組織(NPO)「ピース・ワン・デー(Peace One Day)」を支援する「強力なスローガン」になると訴えている。バーガーキング側の提案は、両社が協力して「マックワッパー」を開発・調理し、1つの店舗のみで売り出して、収益を同組織に寄付するというものだ。

 この呼び掛けに、マクドナルド側は自社のフェイスブック(Facebook)ページで返答し、「素晴らしいアイデア」と称賛しつつも、提案の受け入れは避けた。同社は「両社が手を組めば、もっと大きなことができるはずだ」と述べた他、両社間の「友好的な競合」は「本物の戦争の苦しみや痛み」と同じものではないと指摘した。(c)AFP