【8月27日 AFP】米南部バージニア(Virginia)州で26日、地元テレビ局の生中継中だったクルーを、元リポーターの男が銃撃し、女性リポーターと男性カメラマンが死亡した。男は犯行の様子を撮影した動画をインターネット上に投稿した後、銃で自殺した。

 死亡したのはリポーターのアリソン・パーカー(Alison Parker)さん(24)とカメラマンのアダム・ウォード(Adam Ward)さん(27)。同州ロアノーク(Roanoke)近郊のモネータ(Moneta)で行われていた、CBS系列の地元テレビ局WDBJの朝番組での生中継インタビュー中、至近距離からの銃撃を受けた。

 パーカーさんは当時、湖畔のリゾート施設のバルコニーで、地元の商工会議所の会頭を務めるビッキー・ガードナー(Vicki Gardner)さんに観光業の発展について話を聞いていた。

 放送された映像では、数発の発砲音と悲鳴が聞こえる中、ウォードさんのカメラが床に落ち、暗い色の服を着た犯人の姿がぼやけて写された。事件ではガードナーさんも負傷し、ロアノークの病院で治療を受けているが、病院関係者によると容体は安定しているという。

 ツイッター(Twitter)とフェイスブック(Facebook)にはその後、容疑者が撮影したと思われる銃撃の動画が投稿されたが、動画は後に削除された。

 男はアフリカ系米国人のベスター・リー・フラナガン(Vester Lee Flanagan)容疑者(41)で、ブライス・ウィリアムズ(Bryce Williams)の別名でも知られていた。州警察によって身柄を拘束されたが、自らに撃ち込んだ銃弾によるけがが原因で、搬送先の病院で死亡した。

 WDBJ幹部のジェフリー・マークス(Jeffrey Marks)氏によると、容疑者はWDBJで働いていたが、2年前に「怒りが抑えきれないことが何度もあった」ために解雇されたという。

 銃撃の動画が投稿された容疑者のものとみられるツイッターのアカウント「@bryce_williams7」には、「アリソン(・パーカーさん)は人種差別的発言をした」とのコメントや、ウォードさんがフラナガン容疑者について人事部に報告したとのコメントが投稿されていた。(c)AFP/Robert MACPHERSON