【8月24日 AFP】米首都ワシントン(Washington D.C.)のスミソニアン国立動物園(Smithsonian National Zoo)で22日、雌のジャイアントパンダ「メイシャン(美香、Mei Xiang)」(17)が、予想外の双子の赤ちゃんを産んだ。パンダは人工飼育下での繁殖が難しいことで知られているが、飼育担当者らによると、双子は大きな声を上げて「とても元気だ」という。

 最初の赤ちゃんは、22日午後5時35分(日本時間23日午前6時35分)に生まれ、メイシャンによって優しく抱き上げられた。うれしい知らせはこれで終わりかと思われたが、動物園はその後にツイッター(Twitter)で「2番目の赤ちゃんが10時7分に誕生しました。元気なようです」と発表した。

 動物園でジャイアントパンダを担当する生物学者、ローリー・トンプソン(Laurie Thompson)氏は、自分のオフィスにあるパンダのライブ映像カメラからメイシャンのうなり声を聞いたとき、2番目の赤ちゃんが生まれると分かったと語っている。「カメラを見たら、赤ちゃんが出てきたのです」

 同園の飼育員らは、メイシャンが双子の世話を同時にできるかどうかを懸念し、1頭ずつ交代で飼育場から取り出して人の手による世話も同時に行っている。(c)AFP/Jim Mannion