【8月19日 AFP】米国防総省は18日、空気が乾燥しているカリフォルニア(California)州各地に広がっている山火事の消火活動に当たるため、軍の兵士200人を派遣すると発表した。

 国防総省のジェフ・デービス(Jeff Davis)報道官は、ワシントン(Washington)州から兵士200人が、3日間訓練を受けた後、カリフォルニア州で約1万2000人の消防隊員が当たっている消火活動に協力することを明らかにした。

 山火事の消火活動に当たらせるために、「国防総省が連邦の現役の兵士を動員するのは2006年以来」とデービス報道官は述べている。

 カリフォルニア州では現在、18件の山火事が起きており、全米では10州で大規模な山火事の発生が伝えられている。

 カリフォルニア州森林保護・防火局(California Department of Forestry and Fire ProtectionCal Fire)によれば、今年に入ってこれまでに同州では4549件の火事が発生している。昨年の同時期は3173件だったという。

 今年の山火事による延焼面積は約580平方キロに達している。(c)AFP