【7月29日 AFP】スウェーデン沖で沈没しているのが見つかった潜水艦について、スウェーデン軍は28日、約1世紀前にスウェーデン籍の船と衝突した帝政ロシア時代の潜水艦のようだとする見解を発表した。

 スウェーデン軍は「我々が話題にしている船はおそらく第1次世界大戦中、ロシア革命が起きる以前の1916年にスウェーデンの船と衝突して沈没したロシアの潜水艦ソム(Som、ナマズの意)だろう」と述べている。

 27日にスウェーデンのダイバーが同国中部沖で潜水艦を発見したと発表して以来、船の素性をめぐり、さまざまな臆測が飛び交っていた。

 スウェーデンでは昨年10月に海軍が、ロシアのものと疑われる謎の潜水艦の捜索を行った経緯があり、ダイバーが今週発見したのは現在のロシア船ではないかとする臆測もあった。しかし、スウェーデン軍はそうした噂を一蹴し、ダイバーが撮影した写真で確認する限り、潜水艦の設計や船体に書かれた文字から、この船は古いものだと述べた。また同軍は、さらに徹底的な技術的分析が必要だとは思わないとコメントしている。

 専門家らは、1916年5月にスウェーデン船と衝突した後、乗組員18人を乗せたまま沈んだロシア帝国海軍の潜水艦とみなしている。(c)AFP/Pierre-Henry DESHAYES with Anna SMOLCHENKO in Moscow