フィアット・クライスラー、米で140万台リコール ハッキングを懸念
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【7月25日 AFP】欧米自動車連合フィアット・クライスラー・オートモービルズ(Fiat Chrysler Automobiles、FCA)は24日、走行中の同社製ジープ・チェロキー(Jeep Cherokee)がハッキングにより遠隔操作される様子が伝えられたことを受け、米国内で約140万台の乗用車やトラックをセーフティーリコールすると発表した。
リコールは、サイバーセキュリティー専門家のチャーリー・ミラー(Charlie Miller)氏とクリス・バラセク(Chris Valasek)氏が、システムの脆弱さを示すため、クライスラー社製ジープ・チェロキーをハッキングして遠隔操作する様子を伝えた後に発表されたもの。
米誌ワイヤード(Wired)などに掲載された記事では、2人が自宅からノートパソコンを使い、チェロキーのオンライン・エンターテインメント・システムから電子回路に侵入して、スピードやブレーキ機能、ラジオ、ワイパーなどを遠隔操作できることを指摘していた。(c)AFP