【7月10日 AFP】米海兵隊のジョセフ・ダンフォード(Joseph Dunford)司令官は9日、ロシアは米国の安全保障上の最大の脅威だと述べ、その動向は「まさに憂慮すべきもの」だとの認識を示した。

 年内に退任するマーチン・デンプシー(Martin Dempsey)統合参謀本部議長の後任に指名されているダンフォード司令官は、上院軍事委員会(Armed Services Committee)の公聴会で「ロシアはわが国の安全保障で最大の脅威となっている」と述べ、ウクライナで親ロシア派武装勢力と戦うウクライナ政府軍への兵器提供は「合理的だ」と語った。その一方で、米国防総省がロシアと「効果的な軍事関係」を維持する必要性にも触れた。

 ロシア以外の安全保障上の脅威としてダンフォード司令官は中国、北朝鮮、イスラム過激派組織「イスラム国(Islamic StateIS)」を挙げた。(c)AFP