【7月9日 AFP】米インターネット検索大手グーグル(Google)は6月末、アラバマ(Alabama)州にある現在は使われていない石炭火力発電所を、再生可能エネルギーを利用するデータセンターに生まれ変わらせる同社初の試みを発表した。

 グーグル・データセンターのエネルギー・ロケーション戦略マネージャー、パトリック・ギャモンズ(Patrick Gammons)氏は「データセンターには24時間年中無休で稼働する多くのインフラが必要だ。元石炭火力発電所のような大きな工業施設の再開発には大きな可能性がある」とブログで語った。

 インターネットのクラウドでホスティングされているアプリやサービスへの飽くなき需要を満たすために、グーグルが世界に展開しているデータセンターは、今回のアラバマ州ウィドウズ・クリーク発電所(Widows Creek Power Plant)跡に設置される施設で14か所目となる。

 再生可能資源を利用する電力の供給は、テネシー川流域開発公社(Tennessee Valley Authority)との協力で行われるという。

 グーグルは100%再生可能エネルギーで社内に電力を供給することに取り組んでいる。(c)AFP