【7月7日 AFP】ロシア極東ハバロフスク(Khabarovsk)地方で6日、訓練中のロシア軍の戦闘機が離陸に失敗して墜落し、パイロット2人が死亡した。ロシア国防省が発表した。

 ロシア通信(RIA)によると墜落したのはスホイ24(Su-24)戦闘爆撃機で、墜落現場には直径20メートルの巨大な穴ができたという。ただ、墜落による人命や建物の被害は伝えられていない。

 一方、タス通信(TASS)は、墜落原因を調べるため国防省が調査団を派遣したと報じた。ロシアのメディアによると、空軍は原因が判明するまでスホイ24戦闘機の一時飛行停止を宣言した。

 ロシア軍ではこのところ航空機の事故が相次いでおり、今回の事故は過去1か月間で5件目。3日にもミグ29(MiG-29)戦闘機が墜落する事故が起きたばかりで、ロシア軍機の安全性への懸念が高まっている。(c)AFP