【7月7日 AFP】スペイン北部パンプロナ(Pamplona)で6日、牛追いで有名な「サン・フェルミン祭(San Fermin Festival)」が開幕し、広場に集まった赤と白の衣装を身にまとった大勢の人たちが、互いにワインをかけ合い祝った。

 正午、「サン・フェルミン万歳!」のかけ声とともに14日までの9日間にわたる祭りが開幕すると、続いて爆竹が鳴り響いた。

 伝統的な白い服と、赤いネッカチーフとカマーバンド(腰に巻く飾り帯)を身に着けた大勢の人々は、伝統的な革製のポーチに入った赤ワインを飲んだり、互いにかけ合ったりした。中には、バルコニーから人々の頭上にワインを注ぐ人もいた。

 牛追いは、7日から始まる。初回の牛追いには、最も多くの人が集まるのが通例となっている。コースの距離は846.6メートルで、参加者は平均4分かからずに完走する。

 パンプロナ市当局によれば、2日目から毎日行われる計8回の牛追いへの昨年の参加人数は、計1万7000人あまり。そのうち外国からの参加者は、半数以上の56%を占めたという。(c)AFP