【4月16日 AFP】(写真追加)高校生ら300人以上の死者・行方不明者を出した韓国の旅客船セウォル(Sewol)号の沈没事故から16日で1年が経過した。

 現場海域に近い南西部・珍島(Jindo)を同日訪れた朴槿恵(パク・クネ、Park Geun-Hye)大統領は、「可能な限り早い日程で(セウォル号の)船体を引き揚げるため必要な手続きを取る」と約束した。

 しかし、事故直後の当局の対応に今なお怒りを収めていない遺族らは、朴大統領との面会を拒否した。珍島では半旗が掲げられ、木々や街灯の柱に結ばれた黄色いリボンが揺れる中、午前10時にサイレンが鳴らされ1分間の黙とうがささげられた。(c)AFP