【4月2日 AFP】14-15NBAは1日、各地で試合が行われ、ヒューストン・ロケッツ(Houston Rockets)はジェームズ・ハーデン(James Harden)がキャリアハイの51得点を決め、115-111でサクラメント・キングス(Sacramento Kings)に勝利した。

 3月19日のデンバー・ナゲッツ(Denver Nuggets)戦で50得点を決めているハーデンだが、それから2週間と経たないうちにまたしてもしびれるパフォーマンスを見せ、今季のレギュラーシーズンMVP獲得へさらに近づいた。

 今季、複数の試合で50点以上を決めたのは、クリーブランド・キャバリアーズ(Cleveland Cavaliers)のカイリー・アービング(Kyrie Irving)に続き、ハーデンがわずか2人目となる。

 アービングは1月のポートランド・トレイルブレイザーズ(Portland Trail Blazers)戦で55得点、オーバータイムに持ち込まれた3月12日のサンアントニオ・スパーズ(San Antonio Spurs)戦で57得点を決めた。

 この日のハーデンは、シュート25本中16本に成功し、そのうち3ポイントシュートは自身最高タイとなる9本中8本成功を数えた。フリースローも13本中11本を沈めている。

 プレーオフ進出をすでに決めているロケッツは、これでシーズン51勝目。ここ6戦で5勝目を挙げたことで、ウエスタンカンファレンスの第2シード、さらにサウスウエストディビジョンの首位を争うメンフィス・グリズリーズ(Memphis Grizzlies)とゲーム差なしに並んだ。

 勝利したロケッツではほかに、トレバー・アリーザ(Trevor Ariza)が22得点、肺気胸から復帰したテレンス・ジョーンズ(Terrence Jones)が16得点7リバウンドを記録した。

 敗れたキングスでは、デマーカス・カズンズ(DeMarcus Cousins)が24得点21リバウンド10アシストでトリプルダブルを達成し、さらに自身最多タイとなる6ブロックを決めた。

 ロケッツはハーデンの3ポイントプレーで、試合残り4分4秒でリードを112-102と広げたが、キングスもあきらめず、カズンズのジャンプシュート、続けてベン・マクレモア(Ben McLemore)の3ポイントでいったんは5点差にまで詰め寄った。

 その後はロケッツが再びリードを広げ、残り1分22秒で115-107としたが、それでもキングスは、ジェイソン・トンプソン(Jason Thompson)がフリースロー2本を成功させると、さらにターンオーバーからオムリ・カスピ(Omri Casspi)がレイアップを決め、残り52秒で115-111に迫った。

 ところが、その後のオフェンスでは両チームともに得点が生まれず、ロケッツは残り10秒を切ったところでハーデンがフリースローを2本とも外すミスがあったものの、キングスにも逆転の時間は残されていなかった。(c)AFP