【3月9日 AFP】米国各地の民間施設などのウェブサイトがハッキングされ、画像がイスラム過激派組織「イスラム国(Islamic StateIS)」に関連する画像に置き換えらるなどした事件について、米連邦捜査局(FBI)が捜査中であることを9日の米NBCニュース(NBC News)が報じた。

 報道によると、被害を受けたのはオハイオ(Ohio)州の自動車レース場や、ミズーリ(Missouri)州の雇用支援組織、カナダの教会などのウェブサイトで、ISが使用している黒い旗に画像を置き換えられた。こうした有名ではないウェブサイトに対する攻撃は他にモンタナ(Montana)州、ニューヨーク(New York)州、マサチューセッツ(Massachusetts)州、ミネソタ(Minnesota)州でも報告された。

 FBIでは以前からこうした攻撃の発生に気付いており、被害を受けた関係各方面に接触を図っているという。NBCニュースの評論家は、これらのハッキングがはISと「実質的な関係」がない可能性が高いと述べている。(c)AFP