【3月3日 AFP】西アフリカを中心に昨年大流行したエボラ出血熱を懸念し、外国人観光客の入国を禁止していた北朝鮮当局は、4か月ぶりにこの措置を解除した。

 北朝鮮観光を専門とする複数の旅行会社によると3日、外国人観光客の入国禁止が解除されたと当局から通達があった。3月のツアーから予約を再開できるという。

 米国を拠点とする旅行代理店「ウリツアー(Uri Tours)」では、北朝鮮の高麗航空(Air Koryo)から観光目的の入国が可能になったと連絡を受けた。AFPが電話で問い合わせた中国・北京(Beijing)の高麗航空支店でも、同様の返答が得られた。

 北朝鮮ではエボラウイルスの流入を危惧し、昨年10月24日から外国人観光客の入国を禁止していた。また観光客以外で入国が必要な外交官や商用渡航者には、全員に21日間の検疫期間を厳重に課していた。(c)AFP