【3月1日 AFP】中国・国家林業局(State Forestry AdministrationSFA)は、国内における野生のパンダの個体数が、2013年末までの10年間で17%近く増加したと発表し、この結果は保護政策の信頼性を示すものと自信を見せた。

 国営新華社(Xinhua)通信が先月28日に報じたところによると、SFAによる調査の結果、2013年末時点での野生のジャイアントパンダの個体数は1864頭だったことが分かった。2003年に実施された調査と比較すると16.8%増となる268頭の増加だった。SFAはパンダの保護に努めた結果、個体数の増加につながったとしているという。

 新華社によると個体数だけでなく生息地も増え、2003年比で11.8%、258万ヘクタールの増加となった。

 中国国内で飼育下にあるパンダの個体数は2013年末時点で、オス166頭、メス209頭の計375頭を数え、2003年比で211頭、128.7%増加した。加えて海外では計12か国で、赤ちゃんも含めると42頭のパンダが昨年6月の時点で飼育下にあったという。(c)AFP