【2月23日 AFP】台湾・台北(Taipei)で23日早朝、総督府前の防護壁にスポーツ用多目的車(SUV)が突っ込む事故があった。けが人はなかった。

 総督府に車が突っ込む事件は2014年の1月と11月に続きおよそ1年間で3回目。前の2回は政府への不満を示す目的で意図的に突っ込んだものだった。だが、今回車を運転していた39歳男性は、運転不注意による純粋な事故で、政治的な意図は全くないと主張しているが、警察は男性の身柄を拘束して取り調べている。

 総督府は直ちに「いかなる暴力行為も非難する」との声明を出したが、「総督府は市民の表現の自由を尊重する」とも付け加えた。

 事故当時、馬英九(Ma Ying-jeou)総統は総督府にはいなかったという。(c)AFP