【2月2日 AFP】中国で禁止されている新興宗教「全能神(Quannengshen)」への入信を勧誘した女性に拒否され、マクドナルド(McDonalds)の店内でその女性を殴打などし死亡させたとして死刑を言い渡された信者父娘の刑が2日、執行された。

 刑が執行されたのは、電話番号を教えることを拒否した女性を襲ったとして有罪を言い渡された全能神信者5人のうちの2人で、張立冬(Zhang Lidong)死刑囚と張帆(Zhang Fan)死刑囚の父娘だと国営新華社(Xinhua)通信が伝えた。

 1990年代半ばに非合法化された新興宗教の「全能神」は、中国人女性の教主を「キリストの生まれ変わり」として信仰しているほか、中国共産党を「赤い巨大な龍」と呼んでいる。

 今回の事件では他に3人が有罪となり、それぞれ懲役7年から終身刑を言い渡されている。(c)AFP