【1月17日 AFP】2014年の地球の気温は過去1世紀以上の間で最も高かったことが確認されたと、米政府の研究機関が16日に明らかした。米海洋大気局(NOAA)が出した報告書の結論と、米航空宇宙局(NASA)が別に行った分析の結論が一致したという。

 NOAAの報告書によると、2014年の地上と海上の平均気温は記録を取り始めた1880年以降で最も高く、平均気温は20世紀の平均より0.69度高くなった。これまでの最高記録は20世紀の平均より0.04度高かった2005年と2010年だった。

 記録的な暑さに見舞われた地域は、ロシア、アラスカ(Alaska)西部、米国西部、南米の内陸部の一部、オーストラリアの東部と西部の沿岸の一部、アフリカ北部、欧州の大半など。記録的な寒さに見舞われたのは米国の東部と中部の一部だけだった。専門家らは今回の報告書について、化石燃料を燃やすことで人類が地球温暖化を加速させていることを改めて示すものだとしている。(c)AFP/Kerry SHERIDAN