【12月14日 AFP】ボクシング、WBC世界ウェルター級シルバー王座決定戦12回戦は13日、米ネバダ(Nevada)州ラスベガス(Las Vegas)のMGMグランド・ガーデン・アリーナ(MGM Grand Garden Arena)で行われ、アミール・カーン(Amir Khan、英国)が判定の末に3-0(120-108、119-109、118-110)でデボン・アレキサンダー(Devon Alexander、米国)を下した。

 28歳のカーンはサウスポーのアレキサンダーをスピードで圧倒し、常にパンチとジャブを打ち込んだ。

 カーンはジャブを効果的に使いコンビネーションに持ち込んでポイントを稼いだ。また、バージル・ハンター(Virgil Hunter)氏をトレーナーに迎えたことで、守備面の技術が格段に上がった。

 カーンは当初、昨年12月にニューヨーク(New York)でアレキサンダーのIBFウェルター級王座をかけて対戦する予定となっていた。

 しかし、カーンはフロイド・メイウェザー・ジュニア(Floyd Mayweather Jr.)と対戦するチャンスがあると考え、アレキサンダーとの試合をキャンセルしていた。しかしながら、カーンとメイウェザーとの対戦は実現しなかった。(c)AFP