【11月29日 AFP】タイ議会で27日、適切な規制がなく野放し状態だった商業的な代理出産を禁じる法案が、第1読会を通過した。

 代理出産を規制する法律の制定を目指す動きは、タイ人女性に代理出産を依頼したものの、生まれた子どもがダウン症候群だったために引き取りを拒否したとされるオーストラリア人カップルの例など一連の不祥事を受け、同産業に対する怒りが噴出したことを受けたものだ。

 議員らが28日に明らかにしたところによると、法案には代理出産で利益を得た者に最長10年の禁錮刑を科す内容も含まれている。

 議員の1人はAFPに対し、「外国人はタイを赤ちゃん工場だと考えているが、われわれはそうしたイメージを払拭(ふっしょく)したい。法案は圧倒的多数の支持を得た」と述べた。

 AFPが入手した法案のコピーによると、同法案は代理出産のプロセスを通じて「中間業者や代理人が財産または利益を享受すること」を禁じている。この文言の下では、外国人がこれまで通り、タイ国内で容易に代理出産を依頼することはできなくなるとみられる。

 闇に包まれた代理出産ビジネスについては、外国人が関与する一連の問題が発覚したことを受けて今夏、厳密な調査が実施された。今年5月のクーデターで権力を掌握した軍事政権は、厳格な取り締まりの実施を約束している。(c)AFP/Apilaporn VECHAKIJ