ネロの黄金宮殿、週末限定で9年ぶり一般公開へ 伊ローマ
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【10月27日 Relaxnews】2005年に公開が中止されていた伊ローマ(Rome)にあるローマ帝国皇帝ネロ(Nero)の黄金宮殿(Golden House)が、再び一般向けに公開されることが決まった。ただし、修復工事が継続中のため、公開は週末限定となるという。
ローマ考古学的遺産管理当局のマリアロザリア・バルベラ(Mariarosaria Barbera)氏は24日、「われわれは、過去4年間で1200万ユーロ(約16億5000万円)を投じて修復を進めてきたドムス・アウレア(Domus Aurea、黄金宮殿)の再公開を決定した。ただ、修復工事はまだ継続中だ」と報道陣に語った。考古学者や美術史家らがガイドするツアーは26日から予約可能。参加人数は1度のツアーで25人までだ。
ローマの円形競技場コロッセオ(Colosseum)を見下ろす丘の上にある同宮殿は、西暦64年のローマ大火の後、貴族居住区にネロが建設。果物の木やブドウ園、人工湖を有していた。
居住用ではなく宴の場所として建設されたため、全300室を備えるものの、寝室は一室もない。壁は金箔や半貴石、象牙、色彩豊かなフレスコ画に覆われていた。(c)Relaxnews/AFPBB News