【10月26日 AFP】14-15スペイン1部リーグは25日、第9節の試合が行われ、レアル・マドリード(Real Madrid)が3-1でFCバルセロナ(FC Barcelona)に勝利した。

 ルイス・スアレス(Luis Suarez)のバルセロナでのデビュー戦で、クリスティアーノ・ロナウド(Cristiano Ronaldo)、ペペ(Pepe)、カリム・ベンゼマ(Karim Benzema)がゴールを挙げ逆転勝利を飾ったレアルは、首位バルセロナとの勝ち点差を1に縮めた。

 W杯ブラジル大会(2014 World Cup)でイタリアのジョルジョ・キエッリーニ(Giorgio Chiellini

をかみ、4か月の出場停止処分を受けて以来となる公式戦となったスアレスは、先制点をアシストしてバルセロナでのデビューを最高の形でスタートを切った。

 前半4分、スアレスがピッチを横切るロングパスを通すと、これを受けたネイマール(Neymar da Silva Santos Junior)が内側に切れ込みながらダニエル・カルバハル(Daniel Carvajal)とペペをかわしてシュートを蹴り込み、公式戦出場11試合目で11点目となるゴールを決めた。

 その後、レアルが同点弾を狙いプレッシャーを高める中、バルセロナはリオネル・メッシ(Lionel Messi)とネイマールが遅いタックルでイエローカードを受けた。

 すると、そのプレッシャーを切り抜けたかに見えた中、マルセロ(Marcelo Vieira Da Silva Junior)の低いクロスがペナルティーエリア内にいたジェラール・ピケ(Gerard Pique)のハンドを誘った。

 これで獲得したPKをロナウドが自信満々に蹴り込み、バルセロナは今季リーグ戦9試合目で初失点を喫した。さらに、レアルは再びマルセロのクロスからハメス・ロドリゲス(James Rodriguez)がヘディングシュートを放ったが、これは枠を外れ、ハーフタイム前の逆転はならなかった。

 しかし、カルロ・アンチェロッティ(Carlo Ancelotti)監督率いるレアルは、トニ・クロース(Toni Kroos)のCKにペペが頭で合わせて、わずか後半開始5分で逆転ゴールを手にした。

 バルセロナはその後、スアレスやメッシが相手ゴールに迫るも、セルヒオ・ラモス(Sergio Ramos)が体を張ってピンチをしのぐと、GKイケル・カシージャス(Iker Casillas)も好セーブを披露した。

 同点弾を狙う中、バルサはCKからレアルのイスコ(Isco Alarcon)、ロナウド、ロドリゲスが絡んだカウンターアタックを許し、最後はカリム・ベンゼマ(Karim Benzema)が「クラシコ(El Clasico)」で自身通算7点目となる追加点を同16分決めた。

 スアレスはその後、試合終了を前に交代でピッチを退き、さらにバルセロナに追い打ちをかけるかのようにアンドレス・イニエスタ(Andres Iniesta)が足を引きずりながら交代となった。

 レアルはその後の20分を乗り切り、バルセロナに今季リーグ戦初の黒星をつけた。(c)AFP