【10月23日 AFP】米軍主導の有志連合によるシリア空爆の死者数は開始から1か月で、イスラム教スンニ派(Sunni)過激派組織「イスラム国(Islamic StateIS)」の戦闘員を中心に553人だった。英国を拠点とする非政府組織(NGO)「シリア人権監視団(Syrian Observatory for Human Rights)」が23日、発表した。

 シリア人権監視団によると、空爆による死者はイスラム国戦闘員が464人、国際テロ組織アルカイダ(Al-Qaeda)系のシリア反体制イスラム武装勢力「アルヌスラ戦線(Al-Nusra Front)」の戦闘員が57人、民間人が32人だった。民間人の死者のうち6人が子どもで5人が女性だった。

 米軍が主導する対イスラム国の有志連合は8月にイラクでイスラム国を標的とした空爆を開始し、9月23日に空爆をシリアに拡大した。(c)AFP